+++ 主催者ご挨拶 +++

2007年4月19日(木)よういくひの日キャンペーンイベント「パパに聞きたいこと」Stage3−vol5を無事に終了することができました。ご来場者のみなさま、スタッフのみなさま、協賛企業のみなさまの暖かい応援に感謝いたします。本当にありがとうございました。
 継続5年目、ウインクの10年計画のステージ3「社会の啓発」の舞台に入りました。本年度は国が7200万円の予算にて養育費支援センターを設立する予定もあり、この問題を社会にPRできるチャンスに、折りよく恵まれたと感じています。本年は年間通したキャンペーンを予定しています。そのキックオフとなるシンポジウムでは、初心に戻ってこの問題に最も詳しい専門家のみなさまをお招きして、「離婚後の親子関係修復」について、様々な意見交換の場を作ることができました。
 イベントが無事、盛況に終わりましたことをここにご報告いたします。
 NPO法人Wink「離婚後の親子関係修復のための10年計画」に基づいて、また来年も4月19日に継続してイベントを開催いたしますので引き続きご支援いただけましたら幸いです。
来場者数 60名

特定非営利活動法人ウインク理事長新川てるえ


◆◆◆後援・協賛ありがとうございました。◆◆◆
◆◆◆ 後援 ◆◆◆
厚生労働省
NPO法人しんぐるまざぁーずふぉーらむ
ハンドインハンドの会
ファザーズウェブサイト(離婚後に子どもに会えない親の会)
NPO法人面接交流の会
◆◆◆ 助成・協賛 ◆◆◆
独立行政法人福祉医療機構子育て支援基金助成金事業
株式会社ソリューション
株式会社喜久屋
有限会社エムキャリアサポート
カゴメ株式会社
株式会社マサコーポレーション
医療法人 社団 大野医院 
ラックライフエンジニアリング(株)
株式会社リ−メント

+++ イベント内容報告 +++

4月19日はよういくひの日。私達、NPO法人ウインクがつくった記念日で、今年で5年目を迎えました。離婚後の親子関係修復のための啓発事業の一環として、開始したイベントですが、「継続は力なり」と心に誓いながら毎年頑張っています。
 前日から天気予報は雨とのことで悪天候を覚悟して当日を迎えましたが幸い、雨になることもなく開演時間を迎えることができました。
 本年度の会場はJR田町駅から徒歩3分の「女性と仕事の未来館」。駅からのアクセスも良く、平日にも関わらず沢山のみなさまにお仕事帰りに駆けつけていただきました。

 2007年は国が7200万円の予算で「養育費支援センター」の設立を予定しています。また来年4月には、さらなる児童扶養手当のさらなる削減が決まっていて、削減率の行方など気になることだらけです。
シンポジウムの冒頭の挨拶ではウインク理事長の新川が、NPO法人ウインクの「離婚後の親子関係修復のための啓発活動」の10年計画について話をしました。このイベントを立ち上げた新川の思いや、自身の養育費問題に関する経験や思いなど。
 15年ぶりに確保した長女の養育費に関する現在の不払いの状況から、子どもの気持ちにおける2次被害の危険性などが語られました。養育費は支払いが再開しても、守り続ける努力と払い続ける覚悟が必要という話にはとても説得力がありました。 

  厚生労働省の伊原様の基調講演のテーマは「養育費支援センターについて」。予定されている概要がパワーポイント資料として配布され、説明が行なわれました。内容に関してはこれから詳細に決まっていくということでしたが、このセンターの存在が世の中に「離婚後の親子関係」における問題点を広く周知させ「親としての責任の全う」をアピールできるものになるといいなと期待しました。





 15分の休憩のあとで、「養育費支援センターに望むこと〜専門家の立場から」というテーマでパネルディスカッションが行われました。パネリストはしんぐるまざーずふぉーらむ理事赤石千依子さん、参議院議員円より子さん、弁護士後藤真紀子さん、この問題に詳しい専門家の方々をお招きして、新川が司会役をつとめ進行されました。

 ご自身がシングルマザーとしてアメリカの面接交渉の事例を多くみてきた経験もあり、離婚後に、夫と娘の面接を拒むことなく続けてきたというお話が印象的でした。先輩として「別れた親に会うことは、子どもにとっては大切なこと。子どもを預けて自分の時間をつくるくらいの大らかさをもって上手に面接をしていったらどうでしょうか」というようなアドバイスがありました。



 赤石さんからは「日本は結婚情報は沢山あるけれど離婚に対する情報が本当にない国です。離婚に関する支援は継続的にされないと意味がない」というようなお話があり、養育費支援センターに関しても当事者を手厚く支援する方向性が望まれるという提案がありました。





 弁護士の後藤さんからは民事執行法の改正で、養育費の取立て成果はあがっていないというお話がありました。強制執行までなかなかやる人はいない、そもそも経済破綻で離婚しているケースが多いので、取り立て不可能で終わることが多いなど、経験や仲間の弁護士からの意見収集などから語られました。


 新川は養育費を払っていても子どもに会えない親の声を投稿で読み上げ、「養育費支援センター」は名前を聞くと養育費の取立てを支援する場所のように受け取られそう、だから「離婚後の親子関係支援センターにすればよかったのに」というような意見も聞かれました。 

 その他、会場からの質問を受けて、様々な意見交換が行なわれ、予定していた終演時間をオーバーしての盛況なシンポジウムでした。


■当日アンケートより参加者意見

○社会的な啓発活動の大切さを実感した。特にシングルマザーの就業は国・自治体の理解を無くして成立しない。また、若い人ほど社会保障を知らないので、色々なアプローチから保障の受け方をアピールする必要が有ると思う。

○パネルトークが一方通行の気がしました。

○大学の卒論で母子家庭のことを調べ、生活の大変さを知りました。母子家庭の母にかかる負担の軽減を考えて、養育費支払いは親の責任であることを知らせるキャンペーンはもっと大々的に行うとよい。

○養育費といっても払う側の状況は人それぞれで、答えが見つからないケースもあると受け取りました。しかし、子どもが14才、15才になり、どう思うようになっているか、私は理解が出来ませんでした。是非、子どもの思う事など例として知る事があればと思います。

○少しずつでも、養育費のことを世の中の人に分かってもらえるといいなと思います。

○養育費のことに関しましては、スウェーデンのように、自動的に回収してやり取りするシステムがあると助かるなと思います。

○相談窓口をもっとふやして欲しい。心のケアのできる人、福祉の専門家をもっと身近な存在になるようにして欲しい。

○幼児の時離婚した事で、子どもが困ってもわからない事は多いと思います。子どもの立場から見てよりよい期間を作って頂きたいと思います。共同親権(実父、実母のみで)は大変賛成です。



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