今年もやりました!4月19日「よういくひの日」 養育費の日キャンペーンイベント報告

キャンペーンの目的養育費問題10年計画イベント詳細後援・協賛

 理事長:新川てるえ

4月19日は「よういくひの日」、私たちNPO法人ウインクが作った記念日です。10年計画の9年目、ステージ4「払わない親の啓発」の舞台です。
 今年のイベントは田町の女性就労支援センター(旧女性と仕事の未来館)のホールにて行われました。

 東日本大震災のあと、イベントへの自粛モードが高まる中、被災地の母子生活支援施設への義援金イベントとして開催しました。
 当日は朝から雨、午後になり雨も止んでほっとしたのもつかの間、イベントの開催前からまた雨が降り出し、キャンセルが増えるのではないかと心配しながらの開場となりました。

 来場者数は震災の自粛モードと悪天候も重なり、例年の半数の40人程度でしたが、イベントの内容は例年同様に素敵な内容になりました。大変な中、ご来場いただきましたみなさま、ご協力いただきましたスタッフのみなさまに感謝いたします。

安藤哲也氏後援イクメンが増えれば、結婚・子育て そして社会が変わる

 今年の基調講演はNPO法人ファザーリングジャパン理事長の安藤哲也さん。

「イクメンが増えれば、結婚・子育て そして社会が変わる」というタイトルにてお話いただきました。

 安藤さん自身が3児のお子さんの父親として、働く妻と家事や育児を分担しているまさしくイクメン。講演活動他に忙しい毎日の傍ら、子どものPTA役員を積極的に引き受けて地域活動もされています。

 ご自身が身をもって体験しているイクメンとしての経験は、これまで男性は外で働き女性が家を守るという古くからの家庭での父親の役割を覆す、新しい発想です。会場に参加した、特に男性陣には興味深い内容だったと思います。

 外で仕事ばかりしていて家庭を顧みない挙句に家がアウェイ(敵がいる場所)になってしまっている男性が多い。
家庭を帰りたい場所にするには本人努力がいかに大切か、子育てや家事に関わることの大切さ、そして楽しさを力のこもった講演で会場に伝えてくれました。

 世の中のお母さんたちの家庭内の不満は子どもよりも夫に向いているというひとことには非常に共感するものがありました。
女性だって働きたい、力もあるのに、家庭にいて働く夫のサポートをするのが当たり前のように言われていることに個人のアイデンティティを失い不満を抱えている。
「○○さんの奥さん」と呼ばれることに苦痛を感じている妻が多いと…。

 もっと男性が家庭に関わるようにならなければ社会は変わらないし、離婚は減らないし、養育費も支払われないというメッセージに強く共感しました。素敵な基調講演でした。

新川てるえ講演離婚と子どもQ&A

今年の私の講演テーマは「離婚と子どもQ&A」。

 養育費の日にあわせて発売された新刊「親の離婚と子どもの気持ちQ&A」の内容についてお話しました。

 子どもの本当の気持ちとは?
 大人が思っていた通りのこともあれば、知らなかったことも沢山ありました。そんな本の内容を少し抜粋しながら書籍制作の感想に触れました。

  • 養育費の受け取りを知らされてない子どもが多いことにビックリしました。
  • すべての子どもが離れている親に会いたいわけではないが、見てみたい気持ちはあるようです。
  • 離婚については申し訳ないと思って欲しいけど、いつも言われるのは嫌らしい。
  • 離婚よりも貧乏が嫌だったと答える子どもが多く反省しました。

 親にとっては心につきささる回答も多いけれど、かなり読み応えのある本になっています。ぜひ、ご購入いただき読んでみてください。

◆書籍「親の離婚と子どもの気持ちQ&A」はこちらからお買い求めいただけます。
【母子家庭共和国 お役立ち本棚 Winkの本】

新川てるえと橋本英一×4カウンセラーとA1ミュージシャンの相談ラジオ

 休憩をはさんで後半は恒例になりましたインターネットラジオの収録とミュージシャン橋本英一によるミニライブをお届けしました。
 前半はイクメンをテーマにトーク、後半はいよいよ最後になる来年のイベントについての構想をトーク。楽しくお届けしました。
 そして、最後は橋本英一のミニライブ2曲をお届けしてステージは幕を締めました。

 2011年養育費の日キャンペーンイベント、こうして無事に終えることができたのも応援してくれたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。
 また遠方から寄付金だけ送ったくださったウインク会員の方々にも感謝します。

(執筆 新川てるえ)

後援

NPO法人しんぐるまざぁず・ふぉーらむ 様
ファーザーズウェブサイト 様
現代家族問題研究所(ハンドインハンドの会) 様
養育費相談支援センター 様
NPO法人ファザーリング・ジャパン 様
NPO法人フローレンス 様
NPO法人全国父子家庭支援連絡会 様
NPO法人しんふぁ支援協会 様
ふしぼしねっと 様

協賛ありがとうございました。

ラックライフエンジニアリング株式会社 様
ママのハッピーワーク事業部)

アンケートから

司会:沖かおりイベントの感想

  • このような意義のあるキャンペーン、イベントを9年も開催されてきたことに、感謝致します。9年、それよりも前から、問題意識を持ち、行動されてきていたことを今年、初めて知り、心からすごいと思いました。これを機会に私も次の世代のために何かしたいことをカタチにしていきたいです。
  • 来年、集大成のイベントをされるのであれば、時間があれば「2割しか払われていない」の状況の詳細な実情をもう少し聞いてみたいです。(金額や親の気持ちなど)
  • 安藤さんのお話、とても良かったです。イクメン化は社会と会社を動かす力になると感じました。新川さんのお話、子どもが語った実話が印象的でした。
  • 離婚後11年、小学6年児の母です。養育費、手術代共に調停で決まっていますが、支払いなしです。強制執行したいのですが、時間と気力が整えられず…親だけではなく、子どもの気持ち、意見を知るキッカケを幾つか発見できました。
  • まだ結婚してもいませんが、いち社会人として安藤さんの基調講演はとても勉強になりました。"OSを入れ替える"がとても印象的でした。ありがとうございました。
  • いつもながら手作り感のあるあたたかいイベントです。毎回変われるゲストの方が本当にすてきなお話で学びます。
  • 毎年内容の濃い素晴らしい会で、感動します。来てよかった!また来年も期待しています。

国、行政に期待すること

  • 労働力の低下に着目され、保育園等の整備は進んでいるが、「家庭」の根本にサポート体制を作ることが先決。
  • 養育費の支払いは、法律で定めてほい。(未払い=育児放棄=罰則、罪)
  • ワークシェアリングの充実
  • 養育費の支給率が一向に上がらない大きな要素は国がその意義を重視していないことにあると感じています。政治が崩壊している今、何が必要かを国や行政は冷静に考えて欲しいと思います。
  • 安藤さんがおっしゃっていたように、震災に伴う節電、節エネルギーによる働き方の変革は国の主導で今しか機会がないと思います。震災前の状態でゴールとするのではなく、もっと親と子が一緒にいられるような働き方、社会システム再構築をNPOから働きかけてほしいと思います。
  • 親としての義務を果たさない不払いの親がいることを、社会問題として一般の人が認識する必要があると感じました。そのために国が行政による会報活動を積極的に行って頂きたい。また生活、命に関わることなので、不払い親には罰則も必要ではないか。
  • いろいろな状況の家族がいるので、行政からの通知(郵便物)は、世帯主の名あてでなく、「子の名前プラス保護者様」にしてほしい。
  • お金も大切かもしれないけれど、環境の整備(働ける場所、関係)気持ち、サポートもとっても大事だと思います。

収支報告

収入の部 支出の部

参加費 非会員のみ集金
義援金寄付 ・募金箱
イベント協賛

8,000
33,000
44,243

出演者諸経費
スタッフ諸経費
会場費(賃借料+音響スタッフ)
運搬費
花代
軽食・飲み物代
領収書等の雑費

40,000
9,000
127,890
1580
3000
1,660
305

合計
85,243
合計
183,435

※今回のイベント義援金イベントとして行われ利益の全額を被災地の母子生活支援施設に寄付する予定でしたが、イベント赤字につき募金箱に寄せられた義援金寄付を寄付することとしました。
寄付先は東北ブロック母子生活支援施設協議会宛となります。ご寄附いただきましたみなさまには感謝をこめてご報告いたします。ありがとうございました。